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ピッチャー心理(先発投手のマウンド心理) 投稿者:村上有三  投稿日:11月18日(火)16時39分02秒

 10月に、良いバッターは、一球目から打ちにいき、ボールを見極めることは、あまりに良い策ではなく、集中心も球が多くなるほど薄れるとの書き込みが有りました。審判サイドからも、一球目から打っていくチームは、強いチームとの見解が有りましたが、草野球でピッチャーをやった経験から、投手サイドからの心理を少し述べたいと思います。

1.投手は、自分の球の状況は、その日 マウンドに立つまでつかめない。これは、プロ野球の先発投手もよく述べていますが、いくら試合前にアップしてもその日の調子、スピード、変化球の切れなどは、マウンドに上がってみないとつかめないといっています。いいピッチャーは、調子の悪い時でも、何とかかわせる技を持っていると言えるのでしょう。これは、プロの話ですが、草野球でもでだしは、なかなか感覚がつかめません。それと、肩が十分でなくコントロールが定まりません。そんな時、相手の一番、二番打者がボール球を振って、アウトが取れれば心が安心します。逆に、一回の一番、二番に粘られて四球を取られた場合は、一回の表に大量点を取られる可能性は、大変高いです。従って、1,2回は打者にじっくりみられるのは、自分の球筋が定まらないうちは、心理的に追い込められることになります。逆にいえば、一回、二回は、じっく攻めることも必要と思います。

2.四球で先頭にでられると、投手は、動揺する。先頭打者を、四球でだすと、投手は、ヒットを打たれることよりも数倍ダメージが多い。又、野手も四球をだされると、投手に対し疑心暗鬼となる。これが、微妙に影響し、エラーにつながる可能性が多い。四球をだすことは、投手にとって投げるたまがなくなることを意味することで、(投げた球に自信がなくなるという意味)投球に微妙に影響する。

3.四球は、投手にとって 投球のプレッシャーとなる。ボールが先行して、ツーボールで相手バッターが振ってくれると思い投げるとわりといい球がいく。スリーボールの後、結構力が入りボールになることが多い。逆に一球目のボール球を空いてが振ってファールや空振りしてくれると、二球目が投げやすい。又、草野球では、ツーストライクノーボール、又はツーストライクワンボールの後、いい球が入り打たれることがよく有る。従って、投手は四球をださないようにしているが、でてしまうということは、自分の投球に自信がなくなってきてしまう。相手がボールをみていることが解かると、投手はますます肩に力が入り、ボールが先行してしまう。

 以上、投手からみると、当然バッターは、好球必打ですが、草野球では、ヒット、長打が続くことは珍しく(自分のチームのことです。) 選球眼のいいバッターは、四番打者より怖いです。従って、序盤は、相手投手をみることも重要な作戦と考えます。草野球では、誰でも四球より打ちたいし、ヒーローになりたいでしょうが、チームの勝利の為にも相手投手の心理を読んだ打者も大事だと思います。ただ、これは私の拙い投球経験からよるもので、ピッチャーはどんどん真中にストライクを投げ、バッターは来た球を打つのが野球だといわれれば、反論の余地は有りませんが。
 以上、結構長くなりましたが、読んで頂き有難うございました。


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