3球勝負! 投稿者:審判・高橋 投稿日:10月15日(水)13時19分41秒
草野球にとって、日本独特の「繊細な駆け引き」に面白さがどれだけあるのでしょうか?ましてや、時間制限の試合では無駄な時間浪費とまで思ってしまいます。私には、全てではありませんが、無駄な1球や無駄な牽制球が多く目につきます。
野球はよく出来たゲームです、必ず試合の中に山場があるのは皆さん周知の通りです。審判は、決して無闇に進行をせかせているのではなくて、大事な場面には十分に時間を費やしたいと思い選手の皆さんに呼びかけています。
昨今のメジャーリーグTV放映で目にするのは、2ストライクになると観客は3振を期待して 立ち上がりますね。選手も観客も審判も気持ちが高ぶり次の1球に気を集中します。まさに相撲のしきり、時間いっぱいの状況ですそのときになぜ気を抜くようなボールが必要でしょうか?(ストライクを狙った結果ボールの場合は勿論別です)「まった」と同じことです、相撲では行司・検査役が力士に注意します。
私達も「仕切り直し」のない、「緊張の一瞬」を十分に楽しみ、面白い野球をやりましょう
Re:3球勝負! 投稿者:Tosho 投稿日:10月15日(水)14時27分33秒
私も審判・高橋様同様に1球1球に集中した判定に集中しているつもりです。
私の仲間が、あるときこんなことをいっていました。「ストライク2の後のきわどい投球をボールといっても投手は文句をいわない。」、「逆にボール3の後のきわどい投球をストライクといっても打者は何もいわない。」とです。私は審判の意見としては正しくないことであると思います。きわどい投球であるがうえにストライクかボールかの判定が重要であり、ボールカウントによってストライクかボールかの判定が変わるのはおかしなことだと思います。審判が野球を創っている(演出している)ことになり、あってはならないことと思います。仮にストライク2の後のきわどいボール(実際は決め球のストライク)をボールと判定すると、その後全く同じコースに投球があった場合ストライクと言えるでしょうか。ストライクということは誤りではありません。なぜならストライクだからです。しかし実際には3球目はストライクであったはずです。
このような審判の気の緩みは試合中の審判員に対する(特に捕手からの)不信感の原因となりますね。
このようなことのない様審判員も常に集中しますので、選手の皆さんもどんどん攻めてくださいといわせてください。私は3球勝負好きですね。【きわどい投球は積極的にストライク】、これが私の姿勢です。
打者にしても早打ちを推奨するわけではありませんが、積極的に打てる球はどんどん打って欲しいと思っています。「野球は2ストライクからだ。」等といわれるときがありますが、勘違いをしないでもらいたいのは、まだアウトではないから攻撃できるチャンスは残っているということだけで、それ以前に打てそうな投球はなかったのかといいたい。ど真ん中の投球を見送っておいて、「野球は2ストライクからだ。」はないと思いますよ。
私論的選球眼 投稿者:Tosho 投稿日:10月16日(木)11時57分06秒
以前私が他のサイトに投稿したもの一部を転載致します。−−−
私が思う選球眼とは、ストライク・ボールを見極める以前に自分が打つべき投球かどうか、言い方を変えると安打できそうな投球か否かを見極めることではないでしょうか。
昨晩(数日前となります)のNY松井の打席を見ると、連続試合安打は伸ばしましたが、外角低目のボールを引っ掛けての内野ゴロがなん本かありました。YGにいたときも高橋のように初球の甘い投球を狙って打つことは少なかったように思います。
打者は初球だろうがなんだろうがいつでも打っていく気持ちで打席に入る姿勢であれば、仮に荒れ球の投手が登板したとしても救われます(野球を観戦する立場として)が、四球の連続ではつまらないものになるでしょう。
プロ野球であれなのであれ、(選手は)野球は勝つためにやっているのは分りますが、プロは観客を楽しませて興行収益をあげているのですから、是非積極的プレイを期待したいものです。
積極的選球眼で選手の皆さんも野球を楽しんで頂きたいと思っています。快音がグランドに響けば、打ったほうも守るほうも、また観客も気持ち良く過ごせると思います。そんな野球でありたいと願います。
3割バッターとは 投稿者:臼井淳一 投稿日:10月16日(木)12時16分21秒
こんなことが「審判員の眼」のコーナーの掲載されていました
審判員の眼から見た「3割バッター」とはどんなタイプでしょうか。と先日質問をうけました。
まず、バッターボックスで「集中」しています。決してお喋りなどはしていません。バッターボックスで集中できないバッターは、まずは打てる確率が低いです。次に投手との間合が実に素直に取れることです。どんな投手の間合にも対応するのはとても難しいことです。
共通していることは「早打ち」です。これは皆さん意外だと思うでしょうが、投手が3球投げる内に必ず打っていることです。3球投げる時間は1分〜2分です。これは「集中」とも関係ありますが、集中の時間が短いほどヒットの打てる確率が高いのではないかと思われます。
次にヒットの出る球種、コースですが、自分の好きなボールならストライクゾーンを外れていても打ちにいく積極性です。よく「選球眼がいい」といいますが、3割バッターは「積極性選球眼」なのではないでしょうか。明かに見逃せばボールを見事にホームランにしています。3割バッターのストライクゾーンは広いと思われます。「悪球打ち」とは違います。自分のストライクゾーンをもっていて積極的に打つことが3割バッターではないでしょうか。(2001年8月)
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