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振り逃げについて[投稿から]


振り逃げについて。 投稿者:フリッパーズ渡辺。  投稿日: 2月 2日(日)13時08分33秒

 初歩的なことで申し訳ありませんが、質問させてください。
見逃し三振の場合、振り逃げはできるのでしょうか?「振り」逃げという名目からスイングしないと駄目かと思っていましたが、実のところどうなのでしょうか?どうぞ宜しくお願い致します。



RE:振り逃げについて 投稿者:佐藤 義憲  投稿日: 2月 2日(日)22時43分54秒

 久しぶりの得意な問題がでました。
 振り逃げとはノーアウト若しくは1アウトで1塁にランナーがいない若しくは2アウト以降に1塁にランナーがいた場合の状態で3球目を打者が空振りしたボールを捕手が後逸するか若しくはストライクゾーンを空過して打者が空振りしなくボールを後逸したときのみに振り逃げができます。
 よく勘違いするのはノーアウトと1アウトのときに1塁にランナーがいるのに振り逃げだと思い1塁に走ってしまいます。この場合は走ら内容にしてください。
私の場合はその場合にはバッターアウトを宣告して走らせない様にします。
後はまたその後のプレーについての話しをまとめて掲示します。



(無題) 投稿者:フリッパーズ渡辺。  投稿日: 2月 5日(水)19時54分59

 佐藤さんどうもありがとうございました。振り逃げは1塁にランナーがいないときしかできないと思っていましたが、ツーアウトならランナーがいてもできるとは知りませんでした。勉強になります。



振り逃げ 投稿者:梶原 泰典  投稿日: 2月 5日(水)22時30分10秒

便乗するようですみません!では、2アウト1・3塁や2アウト満塁のときも振り逃げできるのですか??リーグに入って初めて野球を始めた初心者です。突然すみません。



RE.振り逃げ 投稿者:野球命  投稿日: 2月 6日(木)06時24分16秒

 規則では、まず「振り逃げ」ではなく「第3ストライク」とあることで、振ったかどうかではないことは佐藤さんのいうとおりで、そもそもこの規則が何のためにできたかを考えると理解しやすいと思います。第3ストライクを捕手がとれなかった場合で、逆に2人以上の打者及び走者をアウトにできる状態のときには「振り逃げ」はありません。その解説が佐藤さんのいうとおりです。規則はそれができたわけを理解するとわかりやすいですよね。



たかが振り逃げ、されど・・ 投稿者:rise  投稿日: 2月 6日(木)10時18分56秒

 なぜ、無死・一死の時一塁に走者がいたら、「振り逃げ」はできないかはもうお分かりですよね?
詳しくいうと、「第3ストライク」を捕手が正規に捕球したら打者は三振です。でも、正規に捕球されなかったら(落としたり、バウンドした球であったり)打者は「走者」になるのです。ようするに「必ず一塁へ走らなければならない」のです。当然一塁走者は二塁へ向かいますよね。
 そうすると、無死・一死だとダブルプレーの可能性がでてくるわけです。満塁だとより可能性が高くなります。かしこい捕手ならわざとに球を落として、ダブルプレーを狙うってことになりますね。こういった攻撃側の不利益を防止するためにできた規則なのです。

 少年野球などでは、「振り逃げ」ができない上記のとき(三振でバッターアウト)なのに、一塁へ走ってしまい捕手がそれにつられて一塁へ投げ、それが悪送球になったりしてしまうことがよくあります。そのときにはどうしたらいいのでしょう?審判によってその処置はまちまちなのですが、基本的に僕はつられて「投げた捕手の責任」だといっています。守備をかく乱させるために走ったのは別ですよ。これには賛否両論あるでしょうけど・・・
たがが「振り逃げ」でも規則は正しく理解しないと大変です。



RE:たかが振り逃げ、されど・・ 投稿者:佐藤 義憲  投稿日: 2月 6日(木)20時17分59秒

 もし振り逃げでないときに打者が走って捕手が慌てて投げて悪送球になった場合
(1)6.05(c)無死または1死で1塁に走者がいるときは打者アウト。
この場合のは審判が「バッターアウト」と大きい声を出してコールします。
もし悪送球やボールデッドのところへ飛び込んでも、規則を当てはめます。
どれとバッターアウトをコールしたのにもかかわらず走ったら妨害とみなすこともあります。
(2)もし打者走者が声を上げたりラインの内側を走ったときは7,09(f)アウトになったばかりの走者が見方の走者に対する野手の次の行動を阻止するか、あるいは妨げた場合は、見方のプレーヤーが相手の守備を妨害(インターフェア)したものとみなしてアウト、が宣告される。後は審判の裁量です。



されど振り逃げ・・それでも 投稿者:rise  投稿日: 2月 7日(金)14時44分50秒

 佐藤さんの指摘されている、6・05(c)はあくまでも「打者アウト」であり、7・09(f)はアウトになったばかりの打者または走者が犯した守備妨害のことを指しているのです。
僕のいわんとしていることとは少し違うのです。
僕のいいたいのは、三振してアウトになっていることをわからずに本人は「振り逃げ」のつもりで一塁へ走ったとき、それにつられて捕手が一塁へ送球したが、悪送球になってしまった。一塁走者は三塁まで達した。
このような状況のとき、審判としてどうするか?をいっているのです.
打者はあくまで6・05(c)でアウトですよ。でも、7・09(f)は適用されません。なぜならアウトになっている打者は一塁走者を助けるために走ったのではありません、本人は「振り逃げ」のつもりなのですから。ルールをしっかりわかっている捕手なら、一塁走者をアウトにするべくニ塁へ送球するでしょう。

 僕はこのような場合はインプレーのままにし様子を見ます。インターフェア(守備妨害)があったのではありませんからプレーを止めるべきではないと思います。プレーの落ち着きの後タイムをかけ、元々アウトだった打者を取り除きます。そして捕手に対して、「振り逃げではないよ、バッターは三振でアウトだから、君は一塁へ送球するべきではないよ、投げるのだったら二塁だ、次から気を付けなさい。」と・・・
 守備をかく乱させるために、あきらかに「わざとに走ったとか、ベンチの指示で走った」と判断されたら、走者を元の塁(一塁)に戻して、打者とベンチに厳重注意するべきです。「こんどやったら一塁走者もアウトにするよ」と・・・
 佐藤さんはこのような場合は何が何でも「守備妨害」にするのですか?「バッターアウト!」って叫んでも、打者も必死ですから止まらないでしょう?タイムをかけプレーを止めるのですか?
 僕は未来ある捕手のためにも「お前がしっかりせよ!」と教えるのも審判の役目だと思っています



RE:されど振り逃げ・・それでも  投稿者:佐藤 義憲  投稿日: 2月 7日(金)21時18分21秒

 風邪でダウンしているのですがriseさんの質問の答えは成り行きにします。要は少年野球でよく起こることで打者走者が勘違いして走っておるのでそれは審判の裁定に寄ります。審判に寄ってはランナーの盗塁を1つだけにして試合再開かそのままにして3塁で試合再開にするかだと思います。
 但し審判がバッターアウトを大きい声で何回もコールしても走っている場合にはやはりその場のプレーが落ち着いてから対処します。よく少年野球の試合で振り逃げの状態ではないのにコーチや監督が「走れ!走れ!」と怒鳴っていますがこれは守備を混乱させるアンフェアなことなので厳重注意し2度目にいったら退場を辞さないです。



振り逃げありません。アウト 投稿者:臼井淳一  投稿日: 2月 8日(土)09時39分10秒

 私は振り逃げのできない状況では、「振り逃げありません。アウト」とコールするようにしております。(例え走らなくてもコールします。もちろんチームのレベルを考慮して)果たしてこれがいいのか自信がありませなんが、ルールがわからない捕手には効果があります。また、走り出しても捕手は1塁へは送球しません。
「バッターアウト」のコールでは、二つの意味がとれます。「三振によりアウトか」「1塁にいるから振り逃げが成立しないのか」。いや、もっといろいろあると思います。

 問題は「走り出して、送球して。エラーエラー」になった場合ですね。過去にもたくさんありました。私は捕手がルールを知らないからこういう結果になるのだと思います。
 また、1塁・3塁で、振り逃げで各走者が走りだし、1、3塁走者がアウトになるケースもあるのです。これは捕手がルールを知っているからできることです。
 そう考えますと審判は成り行きに任せる以外ないと思います。もちろんプレーが一段落して、打者走者はアウトで再開です。どうでしょうか佐藤さん。riseそさん。



ルールの徹底 投稿者:rise  投稿日: 2月 8日(土)09時46分40秒

 僕は常々思っているのですが、野球規則というのは1つだけであるということ。これが原則です。アメリカと日本では少し解釈が違っている「部分」もあるということ。アメリカは知りませんが、日本では「アマチュア内規」というものがあるということ。また、日本でもそれぞれのリーグ(連盟)で特別なルール(ローカルルール)を運用しているのも事実です。リトルリーグでは独自のルールでやっているようです。

 少年野球(学童野球)は能力・身体・考え(判断)が他に比べ劣っています。低学年はともかくとしても、少年野球「だから」、こうしよう、これでいいじゃない、などといって野球規則を正規に適用しないことがあります。「振り逃げ」しかり、「ボーク」しかり。これっておかしいとは思いませんか?そして、保護者や指導者もけっこう「熱く」なりがちです。中学以上になれば冷静になりますが、ルールをめぐって色々なトラブルがあるのが少年野球です。
「鉄は熱いときに打て」というように、少年野球のときが一番大事です。このことは指導者も保護者もしっかり頭にきざんでおくべきです。
「振り逃げ」のことも少年からプロまで「思わぬとき」に起こることです。



RE.RE.振り逃げ 投稿者:野球命  投稿日: 2月 9日(日)07時17分14秒

 私の知る限りでは、アマチュア4団体のメカニクスには、いわゆる「振り逃げ」のときのメカニクスは見あたりません。みんなが規則を知っていることが前提なのでしょうか?でも現場はちがいます、高校野球でさえたまにアウトになった打者が1塁に走り出すこともあります。結果として、野球の年代(あえてレベルとはいいません)によって、上ではランナーが押し出されて攻撃側が結果的に不利益に、下では暴投になってしまい守備側が不利益になってしまうことが多いようです。何にしても、規則を知らないためで、故意にやっていると感じたことはありません。(ソフトボールではわざと走って暴投を誘うのが作戦にあるみたいですが)アメリカでもBoysなどではあり得ることだと思いますが、それに対するメカニクスがない(私が知らないだけかも)のはなぜなんでしょう?私が審判を始めたときに先輩から「STRIKE-3!」だけと教えられ、それでも学童はかわいそうなのでなにか方法はないものか悩んでおります。先輩の「キャッチャーの影で落球していたのが後でわかったら、めんどうなことになる。」も一利ありますから、前にあったように、投球前に、振り逃げがないことをバッターとキャッチャーにいっておくことも良いかもしれません。ただ、故意に走って相手を惑わせる行為があれば、妨害や「その他の方法」で公平な裁定を下すことが必要だと思います。

 「その他の方法」とは、岩手県協会では言葉や動作で相手を惑わす行為があり、妨害をとれない場合はタイムをかけ、その行為ががなかったらどうなったかを想定しそこから再開する様にと指導されています。(例えば、ボールを見てないランナーに「ファウル・ファウル」といって走るのを止めてアウトになったとか)それにしてもだれか、アメリカのメカニクスわかりませんか?



僕の結論 投稿者:rise  投稿日: 2月 9日(日)10時31分34秒

「振り逃げ」に関しては、野球命さんとほぼ同じ考えになるでしょうね。

7・09(f)[原注] [注] 6・05m 
故意に走った場合・・・打者アウト(元々) 走者は元に戻す。故意に球の行方を変えた場合・・・打者アウト(元々) 非スポーツマン的行為と判断されたら、対象となる走者もアウトとする。[原注]にあるように、
「打者または走者が、アウトになった後走り続けてもその行為だけでは、野手を惑乱したり、じゃましたり、またはさえぎったものとはみなさない。」
と、あります。やはり、捕手は冷静に対応しなくてはなりません。僕はこのことを強く望みます。
 野球命さんがいっているように、高校野球でもプロでも、起こりえることなのです。だからこそ、少年野球のときからしっかり指導しておくべきなのです。「相手は卑劣に走ったけど、君が冷静なら投げることはないし、投げるのだったら走者をアウトにしろ」このように指導してあげれば、彼はもうこのことを忘れることはないでしょう。
 アメリカのメカニクスについてはまったく??せん。参考にすることは大事なことでしょうけど、前回にも書いたように、野球規則は1つなのです。
 アメリカの方がベターであればそれを適用するべきだし、規則改正はこれからも続くでしょう。大事なことは、「日本野球規則委員会」が各連盟にしっかり通達することでしょう。野球規則についてのプロ集団ですからね彼らは。責任を持ってもらわないとね。
 底辺でやっている野球ゲームの中で様々に起こるジャッジが混乱を招いたとしても、どうしようもありません。選手・指導者・審判も様々なレベルの人達ですから。また、それが野球の1つの楽しさかもしれませんが・・・


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