はじめに言っておきたいのですが、個人的には日本のプロ野球の大ファンです。当然時間の許す限りテレビ観戦などをしております。もちろん、メジャーリーグも日本選手の進出以来、テレビで観戦する機会も増えましたが、あまり真剣には観ていませんでしたので、日本の野球との比較云々は難しいです。しかし、あえて述べさせていただきます。
私は4年程前にニューヨークのシェイスタジアムでメッツの試合を観戦したことがあります。そこで感じたのが、ファンサービスの徹底でした。たまたま当日が「父の日」であり、入場の際、男性に記念の帽子が配られていたり、イニングの途中には様々なパフォーマンスがあったり、臼井さんの言うグランドガールやファールボールの扱いなど、日本の野球になれた私にはメジャーの野球が新鮮に感じました(最近は日本もメジャーっぽく変わりつつあるようですが)。
ちょっとうがった見方かもしれませんが、巨人戦がプラチナチケットのような扱いをされており、球場での「幕の内弁当」が2,000円もしたりするのは異常と感じます。アメリカで家族4人週末に内野席で野球観戦を楽しむことは一般的なようですが、日本で巨人戦を家族4人東京ドームで観戦することは金銭的にもチケットの入手と言う意味でもかなり困難でしょう(もちろん裕福な人は可能でしょうが)。
また、スポーツ評論家の二宮清純氏が再三コメントしている球場のドーム化
傾向は「日本野球のファン軽視」を顕著に示しています。二宮氏の見解は次の通りです。
コンクリートの上に人工芝を張っただけの球場は、選手の体力的な負担だけでなく、けがを恐れるプレーヤーに「思い切ったプレー」を躊躇させるそうです。
結果的に無難なプレーに終始し、本当のファインプレーは生まれない。また、雨や風といった自然現象で過去多くのドラマチックなプレーや、スリリングなゲームがあった。こうしたことを無視して、ドーム化による興行的なメリットを優先している。メジャーでは一時ドームブームがあったが、近年は極端な減少傾向にある。日本は逆行しています。
と言うわけで、私も近頃はめっきり球場に足を運ぶことがなくなりました(ちなみに阪神ファンと言うことも一因です)。ちょっと本題と離れてしまいましたが、昨今日本のプロ野球離れが言われている中、これらのことは決して的外れでは無いような気がするのは私だけではないのではないでしょうか?
ストライクゾーンに関しては日本であれ、アメリカであれ一定のルールであれば良いんじゃないかと思います。個人的には「三振ショー」が好きなので、ストライクゾーンは広いほうが楽しめます。草野球に関しても限られた時間で7イニングを消化する試合は年に数えるほどしか無いので(これはもちろんフォアボールによるところが多いと思っています)、「もっとストライクゾーンを広くして欲しい」と考えています(もちろん著しく広くするのは問題がありますが)。
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