1992年夏。
新宿西口某雑居ビルの小汚い安居酒屋において「野球やりたいなー」「野球チーム作ろぜ」
「オレ監督ね」「じゃあ俺ピッチャー」「じゃああんたオーナー」「何で!」という感じでビヨンズができてしまいました。
こんなふうに「酔った勢いでデキてしまった」チームが世界中に多々存在するであろうは言うまでもありません。
以来「野球をやりたい人に野球をやる機会を与える場」をモットーとして広く門戸を開今日までズルズルと活動しています。これまでに213試合を消化。ビヨンズの「投手」としてマウンドに登った人数は45人を数えます。「打者」としてバッターボックスに立ったのは133人にもなります。ぜんぜん節操がなくてオシャレですね。
さらに野球の試合や練習以外にも、付随する娯楽としていくつかのイベントを公式行事という形で設けています。合宿・納会はもちろん、新年会、忘年会、食事会、誕生日会、麻雀大会、ピンポン大会、テニス大会、引越し大会、大掃除大会、バーベキュー、餃子・ラメーラン・おでん屋めぐり、ワイハーキャンプ、フランスキャンプ、沖縄キャンプ、 台湾キャンプ、横浜JJキャンプ、錦糸町るぱぁんしゃんしぇーキャンプ、などなどがあります。
さて昨今、草野球の娯楽としてのあり方が問われる時代となってきています。草野球というものは、野球のグラウンドという共用の借り物の上で、規律や秩序、マナーといったものを踏まえ、社会的に恥ずかしくない集団行動をとらなければなりません。さらに同等の他の集団と、草野球というサッカーやラグビーとかと比較して割と楽な方のスポーツを介して戦うという野蛮な行為に及ばざるを得ません。
ではいったいどこに楽しみを見出すか。投げる、打つ、捕る、走る、声援を贈る、七輪で煮物・焼き物、その他どう楽しむか、個人の自由です。「勝ち負けにはこだわりませんよーっ」とお題目のように口先では言い続けていても、でも勝った方がより楽しいに決まってますね。やっぱビールの味が違うし。酔っ払っちゃえば何呑んでも一緒ですが。
カラオケ屋のやたら薄いサワーとかがぶ飲みしてもそれはそれなりにウマイと思ってしまうし。またその後のメーランがたまりませんねえ。次の日つらいんですよねー。でもまた夜になると呑んじゃうし。
草野球はチーム全員で協力して楽しむものでありながらも、個人プレーもOKであるという事実。打ちたい時に打ち、走りたい時に走り。そういう大味な攻撃を繰り返して勝てるはずの試合を落とした事も多多多多多多多多多多々。ほぞ噛みっぱなし。ほぞって何? 野球をやりたい気持ちは全員一緒。メンバーにはできるだけ平等な参加機会を持たせる事が第一。「足が痛い」とか「今日は気乗りしない」とか関係なし。そんなこんなの矛盾だらけの方向性の中で、なだめてすかしておだてて持ち上げて下手に出てガミガミ怒鳴り散らして、何とかここまでやって参りました。
では今後。新たに目標を掲げるとすれば。「プレー重視。野球をやること重視!」ですかな?(<「ですかね?」と打ったつもりだったんですがまーいーや。このままにしとこ、爺むさくていーかも)
「より良いプレーをするためにはどうしたら良いか」「チームをより勝利に近づけるためにはどうしたら良いか」この辺を踏まえた行動や意識を全員が持てるなったらいいなー、
とは思うものの。ダメかな。みんな考え方が違うし。だから回転監督っていうのを始めたんですけど。オーダー組むのを面白がるためにそうしてるんじゃなくて「どういうチームが貴方の理想なんですか?」という問い掛けの答えを貰った所でみんな違うだろうし。じゃあ交代制で監督やるのが一番平等に各個人の意見を反映できるという事で。
いよいよ本題の抱負に(ここまではマクラでした)。
「2010年に二世入団、2020年に二世主体チームにする。名前はビヨンズJrでもシニアでも、るぱぁんしゃんしぇーでも何でも可。現メンバーはそのままビヨンズで継続」という長期的かつ明確な理念を持ち、具体案の検討および実施を行う事を「ビヨンズ2001年の抱負」とします・・・・・けど結局何にも変わらないんだよねー。
★2001年の抱負